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2004.11.28
生活の困難・2
手術後も発音に支障が残る場合は、言語治療をします。これは、手術をしても鼻咽喉(のどの後ろの構造)の機能をうまく回復できないために空気が鼻から漏れてしまい、開鼻声(鼻にかかったような音)になってしまうからです。よって、構音(発音)がうまくできず、話しにくさ、伝わりにくさが生じます。言いにくい言葉としては、カ行、サ行などがあるようです。
発音がうまくできないことにより話せる言葉の数が少ないと感じても、次第に他の子どもに追いつくので、このことで学力が低くなることはありません。発音については、無理に言い直させたりせずに、ゆっくり話してもらうなど、話す楽しさを伝えながら自然にコミュニケーションをとっていくことが大切です。
3〜7歳頃に、ことばの教室に通いました。これは、飲む、吸う、噛む、吹くといった動作を形成し、苦手な発音を練習するためです。ことばの教室といっても、堅苦しい雰囲気ではなく、遊びやゲームを取り入れながら、単語を先生のあとに続いて読んだり、ストローやお菓子を使って、吸う力や舌の筋肉の発達を促しました。また、うがいを重ねることによって、軟口蓋の運動性を高められるようにしました。このときの内容は曖昧にしか覚えていませんが、通うことが嫌だと感じたことはありません。いたって楽しみだったわけでもない気がしますが・・・。わたしは、ザ行とダ行の発音に特に苦労した記憶があります。今も、どちらかというと苦手です。
一通りの治療はこれで終了します。
一通りの治療後も、口蓋裂で生まれた人に残るものとしては、主に二つがあげられると思います。一つ目は、発音がある程度までは改善するのですが、思うようにできないことがあります。二つ目は、手術による傷跡、顔への劣等感です。医療技術が発達した(手術跡が目立たなくなった)とはいえ、傷跡や顔のことで深く悩んでしまう方がいることも事実です。
特に、心の傷に苦しめられることが多々あります。心理的なことについては、「心のなか&カウンセリング」で触れていくので、そちらを参照して下さい。
付き合いの長い友達にはほとんど聞き返されることはありませんが、はじめて話す相手などには時々聞き返されることがあります。顔の傷のほうは、近づかないとはっきりわからないかもしれませんが、人前に出ることに緊張感が伴うことがあります。
治療方法などについては、その方によって異なりますし、ハンディキャップ=社会的不利ということであり、それを感じない方もいるかもしれません。一当事者として把握できる範囲において、参考としての内容をまとめてみました。青は、わたしの状態についてです。
発音がうまくできないことにより話せる言葉の数が少ないと感じても、次第に他の子どもに追いつくので、このことで学力が低くなることはありません。発音については、無理に言い直させたりせずに、ゆっくり話してもらうなど、話す楽しさを伝えながら自然にコミュニケーションをとっていくことが大切です。
3〜7歳頃に、ことばの教室に通いました。これは、飲む、吸う、噛む、吹くといった動作を形成し、苦手な発音を練習するためです。ことばの教室といっても、堅苦しい雰囲気ではなく、遊びやゲームを取り入れながら、単語を先生のあとに続いて読んだり、ストローやお菓子を使って、吸う力や舌の筋肉の発達を促しました。また、うがいを重ねることによって、軟口蓋の運動性を高められるようにしました。このときの内容は曖昧にしか覚えていませんが、通うことが嫌だと感じたことはありません。いたって楽しみだったわけでもない気がしますが・・・。わたしは、ザ行とダ行の発音に特に苦労した記憶があります。今も、どちらかというと苦手です。
一通りの治療はこれで終了します。
一通りの治療後も、口蓋裂で生まれた人に残るものとしては、主に二つがあげられると思います。一つ目は、発音がある程度までは改善するのですが、思うようにできないことがあります。二つ目は、手術による傷跡、顔への劣等感です。医療技術が発達した(手術跡が目立たなくなった)とはいえ、傷跡や顔のことで深く悩んでしまう方がいることも事実です。
特に、心の傷に苦しめられることが多々あります。心理的なことについては、「心のなか&カウンセリング」で触れていくので、そちらを参照して下さい。
付き合いの長い友達にはほとんど聞き返されることはありませんが、はじめて話す相手などには時々聞き返されることがあります。顔の傷のほうは、近づかないとはっきりわからないかもしれませんが、人前に出ることに緊張感が伴うことがあります。
治療方法などについては、その方によって異なりますし、ハンディキャップ=社会的不利ということであり、それを感じない方もいるかもしれません。一当事者として把握できる範囲において、参考としての内容をまとめてみました。青は、わたしの状態についてです。
2004.11.27
生活の困難・1
CLCPで生じる困難として、口の天井が割れている(口の中と鼻がつながっている)ということで、赤ちゃんがうまくミルクを飲めないということ、吸う力が弱いこと、食べたものが鼻に入ってしまうことがあげられます。手術前は特に、空気を直接肺に吸い込んでしまうため、風邪や肺炎になりやすい 傾向があります。耳管(耳と口をつなげている通路)の機能も弱いので、2人に1人は中耳炎にかかります。鼻づまりや鼻炎を起こしやすく、嗅覚が弱くなる場合もありますが、ほとんどは軽度です。
また歯の噛み合わせもよくないので、発音や咀嚼能力にも影響します。よって、食事に時間がかかる ことになります。歯茎に割れている部分があると、歯磨きがしにくく虫歯になりやすいということに結びつきます。歯並びがよくないときは、歯の矯正治療が必要になり、噛みにくさが生じます。
ミルクは鼻漏れや誤飲を防ぐため、赤ちゃんを膝の上に抱いて身体を起こして飲ませます。授乳について、赤ちゃんは疲れやすかったり飲む量が少なかったりするので、少し時間をかけながら、次第に飲む回数を増やしていきましょう。飲み終わったらガーゼなどで口元をふいてあげてください。ミルクや食事に関して、一定量を摂取できずに低体重の時期があるかもしれませんが、次第に周りに追いつくので、成長が遅れることはありません。肺炎についても、適度な室温や人ごみに連れ出さないような配慮が大切になりますが、これはすべての赤ちゃんが注意すべき点なので、他の赤ちゃんと同じように育てて問題はありません。中耳炎は、気づくことに遅れたり症状が長引くと聞こえにくくなるケースもあるので、耳鼻科には定期的にみてもらうと良いと思われます。矯正治療の期間は、それぞれの状態によって異なります。
吸う力については、ストローが苦手で、ラーメンなどをすすることもうまくできませんでした。少しずつできるようになり、今は回復しています。小学1年生の頃は、他のみんなよりも5分早く、給食を食べさせていただいていました。噛む力が弱かったので、少し食べただけでおなかの満足感が得られやすかったです。虫歯については、歯磨きの仕方が大丈夫だったためか、小学校に入学してからは虫歯になったことがありません。そういえば・・・わたしの通った小学校内で虫歯等がない児童に贈られる、「良い歯賞」という賞状をもらったこともありました。
青は、わたしの状態についてです。「生活の困難・2」へ続きます。
また歯の噛み合わせもよくないので、発音や咀嚼能力にも影響します。よって、食事に時間がかかる ことになります。歯茎に割れている部分があると、歯磨きがしにくく虫歯になりやすいということに結びつきます。歯並びがよくないときは、歯の矯正治療が必要になり、噛みにくさが生じます。
ミルクは鼻漏れや誤飲を防ぐため、赤ちゃんを膝の上に抱いて身体を起こして飲ませます。授乳について、赤ちゃんは疲れやすかったり飲む量が少なかったりするので、少し時間をかけながら、次第に飲む回数を増やしていきましょう。飲み終わったらガーゼなどで口元をふいてあげてください。ミルクや食事に関して、一定量を摂取できずに低体重の時期があるかもしれませんが、次第に周りに追いつくので、成長が遅れることはありません。肺炎についても、適度な室温や人ごみに連れ出さないような配慮が大切になりますが、これはすべての赤ちゃんが注意すべき点なので、他の赤ちゃんと同じように育てて問題はありません。中耳炎は、気づくことに遅れたり症状が長引くと聞こえにくくなるケースもあるので、耳鼻科には定期的にみてもらうと良いと思われます。矯正治療の期間は、それぞれの状態によって異なります。
吸う力については、ストローが苦手で、ラーメンなどをすすることもうまくできませんでした。少しずつできるようになり、今は回復しています。小学1年生の頃は、他のみんなよりも5分早く、給食を食べさせていただいていました。噛む力が弱かったので、少し食べただけでおなかの満足感が得られやすかったです。虫歯については、歯磨きの仕方が大丈夫だったためか、小学校に入学してからは虫歯になったことがありません。そういえば・・・わたしの通った小学校内で虫歯等がない児童に贈られる、「良い歯賞」という賞状をもらったこともありました。
青は、わたしの状態についてです。「生活の困難・2」へ続きます。
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