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カウントstart 2007.2.25
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2007.03.02 認知症の理解
平均寿命の伸び、合計特殊出生率の低下によって、超高齢化※1 を迎えているわけですが、それに伴い、認知症患者※2 の増加が目立っています。

※1 平成17年10月1日現在、65歳以上の人口は、過去最高の2,560万人、総人口の20.04%となっています。
※2 平成14年現在、認知症高齢者は149万人ですが、平成27年には100万人増えて250万人になると予想されています。

認知症は誰でもなりうる“病”であり、毎日のように報道される特集等によっても、その正しい知識の普及は少しずつ進んできたのだと信じたいところですが、当事者をめぐる悲しいニュースもあとを断ちません。
こうした実情もふまえた上で、当事者をより理解しようとして覆される「認知症観」や、ともに生活をしてみて気づくことは、たくさんあるのではないでしょうか。
認知症を患うことによって周囲から否定的対応をされると、当事者は“できない、わからない人”と見なされ、それが続くと自分の力を信じることができなくなります。自身が秘めている力をなくしてしまうこと、これは、レッテル通りの役割が期待され、プレッシャーとなっていくことから生じ、認知症に限ったことではないのですが、いわゆる弱者の方に降りかかる危険がある抑圧だと思われます。
病気のイメージによって抑圧されていた個々の力を信じ、それを引き出せるような関わりが当事者ならびに周囲の笑顔を生み、生活のしやすさとなっていくのです。

以前、NHKで紹介された、当事者の心の世界に近づけるようなケアを行っている「小山のおうち」。本には“おうち”の姿が大変丁寧に描かれていて、認知症を理解するステキな一冊だと思います。

参考文献
高橋幸男著『NHK福祉ネットワーク 輝くいのちを抱きしめて 「小山のおうち」の認知症ケア』(2006年,NHK出版)
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