2004.11.20
口唇口蓋裂
「片側性完全唇顎口蓋裂」 これが、わたしが生まれたときの病名です。
口唇裂 とは、胎内で顔面突起が組み合わされていくときに、上唇がうまくくっつかなかった状態をいいます。上唇だけ割れているものは不完全裂といい、歯茎まで及んでいる場合は完全裂(顎裂)といいます。これは両側か片側かに分類され、わたしは右側です。片側のほうが両側の4倍見られます。
口蓋裂 は、口の天井が融合されていくときに、最後まで閉じられなかった状態を指します。このなかには、軟口蓋だけがくっつかなかったもの、粘膜の下で割れてみえるものなど、いくらかの種類があります。わたしの症状を一つにまとめると、前述した病名になります。口唇裂と口蓋裂は合併して起こることが多いです。
これらは、胎内にいるときは誰でも唇や口蓋がバラバラになっていて、成長するときに融合していくのですが、それが何らかの原因でうまく形成されなかったために生じたものです。つまり、 胎内ではみんなに口唇裂、口蓋裂の時期があった といえます。口唇裂の手術は、唇の機能や鼻の形を整えて回復させます。口蓋裂では、割れているところを閉じ、発音や咀嚼(食べものを噛み砕くこと)がうまくできるようにします。状態によっては、ただ閉じるのではなく、腸骨などを口蓋に移植したり、鼻咽腔(口から鼻に通じる部分)を狭くするといった方法もあります。
英語 では、「Cleft」=割れる・裂ける、「Lip」=唇、「Palate」=口蓋ということから、CLCPと表記されています。また、ピエール・ロバン症候群という、あごが小さく口蓋裂を重複しているものもあります * 。わたしは、口唇口蓋裂でさえも詳しいわけではないので、ここでは他の説明は伏せます。 発生頻度 は、口唇裂・口蓋裂を含めて、日本人では約500人に1人だそうです。白人の場合は700人に1人ということで、人種によっても異なるようです。 原因 については、今のところ明らかにされていません。 遺伝 については、両親が当事者である場合にその子どもが生まれる可能性は低くありませんが、その方以外には身内にいないケースのほうが多く、 どの夫婦の間にも生まれる可能性があります。 よって この病気は、誰の責任でもありません。
*他に、心疾患などの合併症が伴う場合もあります。そのため出生時には、小児科医による十分な検査が重要です。
口唇裂 とは、胎内で顔面突起が組み合わされていくときに、上唇がうまくくっつかなかった状態をいいます。上唇だけ割れているものは不完全裂といい、歯茎まで及んでいる場合は完全裂(顎裂)といいます。これは両側か片側かに分類され、わたしは右側です。片側のほうが両側の4倍見られます。
口蓋裂 は、口の天井が融合されていくときに、最後まで閉じられなかった状態を指します。このなかには、軟口蓋だけがくっつかなかったもの、粘膜の下で割れてみえるものなど、いくらかの種類があります。わたしの症状を一つにまとめると、前述した病名になります。口唇裂と口蓋裂は合併して起こることが多いです。
これらは、胎内にいるときは誰でも唇や口蓋がバラバラになっていて、成長するときに融合していくのですが、それが何らかの原因でうまく形成されなかったために生じたものです。つまり、 胎内ではみんなに口唇裂、口蓋裂の時期があった といえます。口唇裂の手術は、唇の機能や鼻の形を整えて回復させます。口蓋裂では、割れているところを閉じ、発音や咀嚼(食べものを噛み砕くこと)がうまくできるようにします。状態によっては、ただ閉じるのではなく、腸骨などを口蓋に移植したり、鼻咽腔(口から鼻に通じる部分)を狭くするといった方法もあります。
英語 では、「Cleft」=割れる・裂ける、「Lip」=唇、「Palate」=口蓋ということから、CLCPと表記されています。また、ピエール・ロバン症候群という、あごが小さく口蓋裂を重複しているものもあります * 。わたしは、口唇口蓋裂でさえも詳しいわけではないので、ここでは他の説明は伏せます。 発生頻度 は、口唇裂・口蓋裂を含めて、日本人では約500人に1人だそうです。白人の場合は700人に1人ということで、人種によっても異なるようです。 原因 については、今のところ明らかにされていません。 遺伝 については、両親が当事者である場合にその子どもが生まれる可能性は低くありませんが、その方以外には身内にいないケースのほうが多く、 どの夫婦の間にも生まれる可能性があります。 よって この病気は、誰の責任でもありません。
*他に、心疾患などの合併症が伴う場合もあります。そのため出生時には、小児科医による十分な検査が重要です。
