SOサッカープログラム最終回。
ランニングとストレッチを行ったあと、競技会のルールの説明に入り、ユニファイドのシステムで試合をしました。ユニファイドとは、知的障がいのある方 (アスリート) とない方がチームやペアを組むという形です。私がいたほうのディビジョニング (同程度の競技レベルで競い合えるようにクラスを分けること) でのチームは、これまでの練習で試合らしいメニューをほとんど行ってこなかったので、試合がどんな展開になるのか予想がつかなかったのですが、それでもサッカーの形になっていて、みんなが一生懸命にボールを追いかけることができたのではないかと思われます。
別のチーム同士が試合をしているときは体育館 (天気が良い日はグラウンドで行うのですが、残念なことに雨でした) のステージに並んで応援、休憩をしていたのですが、アスリートと触れ合いながら楽しくいることができました。動かずじっとしていることが苦手なアスリートも、「ここにいると危ないから、こっちにいよう」と伝えるとスムーズに理解してくれて、運動面 (サッカー) 以外でのアスリートの成長を実感することもできました。

プログラム後はボランティアのミーティングを行い、一人ひとりその日の様子を含めた2ヶ月半のサッカープログラムの感想を言い合いました。そこで一人の方が、「アスリートの好きなスポーツはそれぞれだと思うけれど、一人ひとりの気持ちに合わせてプログラムを作っていけたら、より楽しい日曜日を過ごせるようになるのではないか」といったことを話してくれました。これは、アスリートの目線に立って、それぞれが自分なりに満足して帰れるようなプログラムを提供していくことの大切さ、社会福祉を学んでいる学生同士としてソーシャルワークの視点を意識することの大きさに、改めて気付かされた言葉でした。
「月曜日から金曜日までお仕事をしています。○○(場所)に○○(手段)に乗って行っています。そこで、○○をしています。」

これは、Aさんと一緒に作成している文章の一部です。Aさんは知的障がい者の小規模作業所に通っており、文はAさんを中心とした内容になるように配慮して考えました。それぞれのキーについても、前回まではその日の始めに一度だけは手を貸していたのですが、今回は一人で操作できるようになりました。
自閉症の方にとって「理解すること」の支えになる“構造化”とはどのようなことか着目をしていくことで、自分の教え方も慣れてきたように思います。それもいくらかは影響して、Aさんも情報を取り込みやすくなってきているのではないでしょうか。
操作は、「変換します」と教えるよりも、「漢字にします、変えます」と言い、Enterキーの場合は、「決めます(決定の意味)、移ります」というように伝えたほうが、Aさんにとってわかりやすいのではと考え、その言い方でこれまでサポートをしてきました。これらは、続けて使っていくと自然に溶け込む言葉になり、安心して効率的に学習ができると思われます。
Aさんにとって、“枠”が決まることは操作のしやすさになります。いくつかの“変化”にも混乱せずに対応できるようになります。家族によるとAさんは、時間に対する理解は苦手としていますが、その時々の内容については覚えていることが多いそうなので、Aさんの得意な面を発揮できるような関わり、文章構成を展開していけたらと思います。
SOサッカープログラム。アスリートだけではなく、他大学の方たちとも仲良くなれて、楽しく参加できています。
メニューのイントロダクションは、挨拶、コーチ・新しいスタッフ・アスリートの紹介、かけ声、ランニング、ラジオ体操、ストレッチとなっています。ここでのかけ声は、これからみんなが一緒に同じ目線でプログラムをはじめていくという合図として、また地域限定のかけ声でもあるので、みんなが一つのものを共有する上でも、仲間意識を高める効果があるのではないでしょうか。
練習は、ボディコントロール(ボディタッチ)、ドリブル・パス練習、ターゲットパス、シュート練習、シュートゲームなどがあり、ボランティア側が盛り上げていくことの大切さを感じました。
ディビジョニングではアスリートに合わせたメニューを進めるため、飽きないように配慮をしながら、「○○君、サッカーをやりにきたんだよね(やってるんだよね)?一緒にがんばろうね」というふうに、活動の空間をはっきりさせてあげられるようにしました。場所の意味づけにより、集中できる時間が少しでも増え、アスリートの安心につなげることができたのではないかと思われます。また、うまくできたときに褒めて盛り上げたりハイタッチをすることで、コミュニケーションにつなげていきました。
前回、全体で三角パスを取り入れたときは、自分がパスをしたあとにどちらの方向に回るのか戸惑っていたアスリートが多く、ボランティアとしてスムーズかつ正確に示してあげる瞬発力が弱かったと思います。ゲームでは、「途中経過をアスリートに伝えるようにしたら対抗意識につなげられるのでは?」という意見が、プログラム後のミーティングで出されたのですが、できる限りの情報を常に示していく、これはボランティア同士が連携してアスリートをサポートできるためのTEACCHでもあるのではないかと思いました。

今日はプログラム後に、他大学の方たちとご飯を食べに行きました☆課題をそのままにしないでよりよい方法を考えたり、ミーティングでもみんなが発言しやすいスペースがあったりなど、多くのことを学ばせてもらって感謝です
パソコンサポート4回目。
将来的な目標が「メール」ということで、日記風の文章を書く練習をしました。こちらが考えていった穴埋め式の文章を完成させてもらいました。
Aさんは、文字の拡大や色を付けたりすることよりも、入力によって打った単語・文章が増えていくことに興味を示していて、入力が非常に楽しくできているようです。穴埋めの文章は、Aさんの意思を確認をしながら行うことができ、進め方として成功だったのではないでしょうか。というのは、ただ書かれている文章を打ってもらうのではなく、内容を一緒に考えながら作成していくことは、私たち(教える側)とAさんが、パソコンという一つのものに取り組む上でも大切な姿勢、関わり方なのではないかと考えたからです。
Aさんの意志の引き出し方(日記を書いたみたらどう?)ということは、カウンセリングの先生にアドバイスをいただきました☆

昼からは、児童養護施設に併設されている児童家庭支援センターに。こちらは、カウンセリングの先生の一つ目の勤務先でもあります。
来月行われるクリスマス会の準備の手伝いをしました(障害者生活支援センターのほうのクリスマス会に向けて作っていたクリスマスカードは、水曜日に無事完成して届けてきました)。「おはながみ」で当日飾るお花を作りました
帰りは先生が送ってくれました。ほかのボランティアの方も何人かいたのですが、車の中で二人になったとき、「最近元気なの?大丈夫??」というふうに気にかけてくれました。自分の状態(ボランティア中に先生にみせていた部分)はいつもと変わらないつもりだったのですが、先生の一言には胸がいっぱいになって・・・今日は安心した気持ちで眠りにつけそうです
3回目の今日は、行うメニューを事前に決め、紙に書いたものをAさんにみせながら進めていきました。
前回よりも、たくさん入力の練習をしたのですが、予定時間よりも早くでき、キーを打つことが早くなったようです。EnterキーやShiftキーについても、回ごとに覚えてきている気がします。